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2023年度加入ステーション数
(2024年03月05日現在)
715ステーション

(東京都訪問看護ステーション協会の)今年度の活動方針

 東京都訪問看護ステーション協会のでは、東京都の在宅医療を取り巻く現状を基礎データより分析し、訪問看護の実態を把握するためのアンケートを実施しました。これをもと、東京都の訪問看護の課題を明確化し、2040年を見据えた「東京都の訪問看護将来ビジョン~2025年に向けて~」を作成しました。将来ビジョンとして3つのビジョン、目標、アクションプランを策定し、令和4年度からビジョンに向けた具体的な取り組みを進めていきます。
 新型コロナウィルス感染症の長期化により、訪問看護ステーションは、従来の医療・介護保険による事業だけでなく、行政をはじめ関係機関より新たな社会的役割を求められています。訪問看護の多様化に対応していくためにも、訪問看護師の人材を確保し、資質の向上に努め、地域住民に最も近い存在である訪問看護ステーションの視点を活かし、地域に密着した訪問看護ステーションとしての役割を広げ、地域共生社会の実現を目指します。

1.東京都の訪問看護ステーションの課題
 1)訪問看護師の高齢化に伴う人材不足
 2)訪問看護に求められるニーズの多様化
 3)社会が求める訪問看護の役割・機能の変化

2.東京都訪問看護ステーション協会の訪問看護将来ビジョン
 1)訪問看護サービスの安定的供給を目的とした人材確保と定着
 ・訪問看護師の雇用促進のための取り組み強化を図る
 ・訪問看護師の働き方の改革を推進する
 2)訪問看護の資質の向上
 ・訪問看護ステーションに従事する訪問看護師、セラピストの質の向上を行うために、一体的な研修を企画する。
 ・小児、難病、精神科、看取りなど専門的な研修を実施する
 ・訪問看護ステーション協会への入会率を上げ、キャリアラダーの普及を行う
 ・地域のリソースを把握し、地域ごとの質の向上ができるような活動と交流を深める。
 2)訪問看護の機能拡大
 ・地区支部ごとに地域課題を把握し、行政及び地域住民と顔の見える関係づくりを図る。
 ・訪問看護師の機能、役割をアピールし、できるところから、できる方法を行政と共に考え地域活動につなげる。
 ・行政の会議に積極的に参加し、訪問看護視点から情報を発信する。

理事会 (概ね年2回開催)

 1.総会の議決した事項の執行に関する事項、総会に付議すべき事項及び総会の議決を要しない会務の執行に関する事項について審議する。

総務会(概ね1ヶ月に1回開催)

 1.総会及び理事会の決定に基づき、日常業務を遂行する。
 2.定例会議を行い、各委員会の執行状況を確認する。
 3.会員メリットのサービス内容の検討、および各委員会と連動した企画等を検討する。

訪問看護推進委員会(概ね月1回 開催)

Ⅰ.活動目標
 1.都内の訪問看護への就業を促進するために、より多くの看護学生が新卒、既卒での訪問看護師になるための道筋が立てられるよう支援する。
 2.都内の訪問看護への就業を促進するために多様な経験を持つ潜在看護師へ向けて、働く場としての訪問看護の魅力を伝える
 3.その人らしさを支え切れ目のないケアを提供するために、病院看護師に訪問看護を知ってもらい訪問看護の活用を促進する

Ⅱ.活動計画
 1.訪問看護師になりたい学生に、安心して就職してもらえるようにインターンシップを実施する。
 2.潜在看護師に向けて、情報提供と現場の訪問看護師との交流の場を設ける
 3.病院の連携室や病棟看護師と顔の見える関係を築けるように、交流の場を設ける。

広報委員会(概ね6~7回開催)

Ⅰ.活動目標
 1.訪問看護師の雇用促進のための取組の強化を図ることを目的として、訪問看護に興味のある看護師に向けて、訪問看護の魅力を発信していく。
 2.東京都管理者・指導者育成研修との研修や、キャリアラダーの活用を促進する研修の広報を充実させる。
 3.広く東京都民の暮らしを支えるための訪問看護の広報活動を行う。

Ⅱ.活動計画
 1.広報誌“そわにえ”を、病院の退院支援室に送付する。
 2.地区支部委員と連携を取りつつ、地域のリソースを把握し、そわにえに地区支部活動のページを設ける。
 3.ホームページに都民向けの訪問看護を紹介するページを作成する。
 4.広報誌”そわにえ”や、ホームページ、Twitterなどを通し、研修が選べるように広報をする。
 5.広報委員がSNS運用・活用研修に参加し、目的を持った広報を実施する。

研修委員会(概ね1ケ月に1回程度開催)

Ⅰ.活動目標
 1.新人向けの研修はいつでもどこでも受けられる体制をサポートし新人教育や定着の支援を行う
 2.中堅看護師の実践能力向上や専門性の高いケア内容の修練を支援し、事業所の資質の向上に寄与する
 3.キャリアラダー活用動画を活用し、中堅ラダーに資する研修を企画する

Ⅱ.活動計画
 <オンデマンド配信>
 ・新人訪問看護師向け 訪問看護のきほんのき
 ・災害BCPのための基礎研修
 ・東京版キャリアラダーの活用方法
 <中堅看護師向けもう一歩先の看護実践のための研修>
 5月:実習指導者研修(ONLINE開催)
 6月:小児の移行支援(18歳のケア移行)(ONLINE開催)
 7月:浮腫ケア・フットケア(ハイブリッド開催)
 8月:日常の排泄ケア(ONLINE開催)
 9月:実習指導者研修(ONLINE開催)
 10月:訪問看護の倫理(ONLINE開催)
 11月:認知症ケア(ONLINE開催)
 12月:パーキンソン病を持つ方へのケア(ONLINE開催)
 1月:嚥下ケア・栄養(ONLINE開催)
 2月:家族支援ケア(ONLINE開催)
 3月:看取り期のコミュニケーションスキル(ONLINE開催)

地区支部委員会 (全体会1回、各地区支部での活動)

Ⅰ.活動目標
 1.地域共生社会構築に向け、地域の保健福祉医療事業に訪問看護ステーションが積極的に関わっていけるよう、地域行政、多職種との連携協働を推進する。
 2.地域の特性を考慮し、地域住民のニーズに合った活動を検討し、訪問看護ステーションの役割を広げる。

Ⅱ.活動計画
 1.先駆的な取り組みをしている地区支部の事例を共有するための全体研修を開催する。
 2.各地区支部会を2~3回/年開催し、下記取り組みを行う。
  ①地域のステーションの特徴を把握し、ステーション同士が連携できる体制を構築する。
  ②地域の特徴を把握し地域課題について検討する。
  ③地域住民に向け訪問看護の役割を発信する方法を検討し、企画する。
  ④行政と連携した会議に積極的に参加し訪問看護の視点から情報を発信する。
  ⑤在宅医療介護連携推進に積極的に関わり、訪問看護の機能や役割をアピールする。
 3.地域行政における新型コロナ感染症に対する取組の動向を把握し、地区支部として積極的に事業を受託していく。
 4.地域行政の災害対策に関わり、地区支部として行政と災害時の協定を結べるよう働きかけを行う。

災害対策委員会(概ね2ヶ月に1回開催)

Ⅰ.活動目標
 1.地域共生社会において地域での災害看護の役割が行えるように、災害対策研修の企画、災害訓練を通してステーションの防災対策、支援内容を検討する。
 2.災害対策に活用できる「災害時対応マニュアル」改訂版を作成し発行する。
 3.災害時ネットワークシステムの運用を検証し、災害時のネットワーク体制を構築する。

Ⅱ.活動計画
 1.地域で発生する災害(地理的変動・悪天候・人的・新型コロナウィルス等)に対して事業を継続していくための備え等を災害対策研修で行う。災害訓練を年1回オンラインで実施、連携体制、安否確認、看護内容について検討する。
 2.災害の知識、事前準備、発災時の行動、利用者の自助力を高める内容を含めた「災害時対応マニュアル」改訂版を作成す2.
 3.災害時ネットワークシステムのフォーマットを見直し、運用方法を検討し模擬訓練を1回行い、会員への周知、情報発信、被害状況の把握や情報収集の集約などネットワークシステム体制の構築を行う。

訪問看護将来ビジョン構想プロジェクト(概ね1ヶ月に1回開催)

Ⅰ.活動目標
「東京都の訪問看護将来ビジョン~2025年に向けて~」を会員に向け周知するとともに、2022年度のアクションプランの進捗管理ならびに目標達成度を評価し、2023年の東京都訪問看護ステーション協会の事業計画につなげる。

Ⅱ.活動計画
 1.「東京都の訪問看護将来ビジョン~2025年に向けて~」をホームページに公開するとともに冊子として配布し、会員に向け周知する。
 2.委員会ごとに2022年度のアクションプランの進捗管理を行いビジョンに沿った助言を行う。10月までに進捗状況の把握、分析、評価を実施し、2022年度後半に向け改善点を検討する。
 3.地区支部委員会と共に、地区支部の活動状況及び先駆的取組を行っている地区の報告会を企画する。
 4.訪問看護推進委員会と共に、訪問看護の魅力を伝え訪問看護の活用の促進につなげる看看連携の会を企画する。
 5.令和5度東京都訪問看護ステーション協会の活動方針案を検討する

行政及び外部委員会との協働

Ⅰ.活動方針
地域包括ケアの一員として、行政及び関係団体・多職種との連携協働を深める。

Ⅱ. 活動計画
 A.行政からの委託事業
  1.東京都医療的ケアの必要な児童・生徒の通学車両整備事業(東京都教育1.
  2.東京都新型コロナ感染症自宅待機者への訪問看護」事業(東京都感染症対策部)
  3.東京都難病患者在宅レスパイト事業
  4.墨田区認知症初期集中支援事業(墨田区)
  5.墨田区多職種連携研修(墨田区)
  6.墨田区 看護師の派遣委託(新型コロナウィルス感染症関連)
   ①墨田区ワクチン集団接種会場看護業務(東武ツアー株式会社と契約)
   ②在宅療養者状態観察業務
  7.文京区認知症ともにパートナー事務局業務
  8.北区 新型コロナ自宅待機者への訪問看護

 B.委員会活動
  (令和3年度実績より)
  1.東京都看護協会看護フェスタ実行委員会
  2.訪問看護連絡協議会全国会議(日本看護協会)
  3.全国都道府県訪問看護連絡協議会交流会(全国訪問看護師事業協会)
  4.関東甲信越訪問看護ステーションブロック会議
  5.東京都看護管理者連絡会幹事会議
  6.東京都看護管理者連絡会研修会
  7.東京都特殊疾病対策協議会・医療連携支援対策部会
  8.東京都在宅医療推進フォーラム実行委員会
  9.東京都薬剤師会「訪問看護ステーション・ケアマネジャー・医療機関等との連携による在宅医療薬支援事業関係者連絡会」
  東京都看護協会、東京都看護連盟と協働
  ・令和5年度東京都予算等に関する要望